水素技術
研究会
①名称
「海洋と水素からの再エネ高度利活用研究会(仮)」
②概要
本研究会は、神戸大学がオープンイノベーションの重点テーマの一つとして取り組んでいる海事・エネルギー分野の研究活動の社会実装を促進することによって、カーボンニュートラル社会構築に貢献して行くことを目的とした産学連携の研究会である。
③背景と趣旨
- 再エネ(再生可能エネルギー)は大自然の貴重な恵みである。いかに再生可能と言っても実際に利用可能な量には限りがあり、無駄に消費すべきではない。そこで本研究会では、利用可能な再エネを余すことなく有効活用することで化石燃料依存から脱却することを目指し、そのため海洋技術と水素技術を最大限に駆使した再エネ高度利活用技術を探求していく。
- このような再エネ高度利活用技術は今日の最大課題として大きく重視されているカーボンニュートラル社会実現に大きく貢献するものである。エネルギーの供給から消費に至る社会構造の根幹に関わる大規模テーマであり、その全体像の的確な把握は、容易ではない。そこで賛同を得た産学の研究者、技術者、経営者等が参集して、個人、個社あるいは個別業界の枠を超えた双方向の情報発信や積極的かつ建設的な議論を交わす相互啓発を通じ、具体的な重点課題の認識、取り組むべき優先事項の抽出等を図っていく。
- このように、学の視点からは有意義な研究テーマを見出すことを、そして産の視点からは有望な商材や商機を見出すことを期待する、共創と共益の研究会活動を展開していく。なお本研究会における議論は、基本的には参加者間の非競争領域にとどまる。現時点では十分な意義があると考えられるが、競争領域に踏み込んだ連携活動を別途個別に発展させるランチャ機能を果たすことも念頭に活動していく。
④今後の予定
2022年4月に設立を予定している。